初心者エギング入門|アオリイカを最短で釣るための完全ガイド

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はじめてでも大丈夫。エギング歴12年、釣果基準10杯以上の私が、最低限の道具・季節と時間帯・釣り場選び・実際のシャクリ手順など、エギングの“いちばん大事なところ”だけをシンプルにまとめました。

こんな人におすすめ

  • 釣りは超初心者だけどアオリイカを自分で釣ってみたい
  • 道具は最小限&低予算で始めたい
  • 釣果が出やすい季節・時間帯・釣り方を知りたい

最初に教える私のポイント7つ

1:天気アプリで波1m以下の日だけ行く 波が高い予報なら絶対に行かない→安全最優先。

2:イカのいるところで釣る釣具店の釣果情報は信頼性が高い。私は磯釣りオンリーです。

3:エギ(イカ釣り用のルアー)の動きを確認するエギが目視出来る場所に投げてみて、自分のシャクリ(エギを上下させる動き)動作でエギが理想どうりの跳ね方をしているか練習する。↓こんな動き

4:できるだけ海底近くを通す投げて着水してから1.2.3.~カウントして、出来るだけ、海底近くに落とす。根掛かりしやすいならカウントを減らす。

5:エギは安い2.5号オレンジ系でスタート ロスト(エギを無くす事)を恐れず攻めるため。いいエギは確かによく飛ぶし、カンナ(エギについている釣り針)がしっかりしているが、1ロスト1000円は痛い。

6:3回投げてダメなら小移動 立ち位置を替えて、未開拓の場所をどんどん進もう。

7:他の人が釣っている場所はいったん外す その場所で次に投げてもほぼ釣れない。


必要な道具とおすすめギア

ロッド(竿):エギングロッドもしくはシーバスロッド。エギングロッドは柔らかく、ガイド(糸を通す穴)が小さくシャクリやすい。
(私はSHIMANOセフィア。同じ種類のロッドでも長さ、硬さなどが違います。私は磯釣りメインの為、長めが好きです。)


リール:ドラグ(ブレーキ機能を調整できる)付き小型リール(2500〜3000番推奨)
(私の初リールはSHIMANOアルテグラ2500番です。エギングでもシーバスでも使えコスパいいです。今のメインはSHIMANOステラ)


ライン(本糸):PE(編み込んだ糸)0.8〜1号くらい。最初は安価なもので、エギングを続けていくなら、高価な糸の方が、ライントラブル(糸が絡んでしまう)が少なく、根掛かりしても糸が強い為、ロストが少ない。
(私は、東レ(TORAY) 8本撚りPEライン シーバスPE パワーゲーム ホワイト。高価なシーバス用ですが、しっかりしてて切れにくく、ライントラブルが激減します。)


リーダー:フロロカーボン1m位。PEラインは岩擦れなどに弱い為、ラインとエギの間に必ずリーダーを結ぶ。

エギ:2.5号、オレンジがお勧め。好みで何種類か買ってみるのも楽しいです。
(何種類か持っていきますが、私は基本「釣りのポイント」で売っている、エギボンバー・オレンジ・2.5号、1択です。)


スナップ:クイックスナップ。エギを簡単に付け替える為の小型金具。100均で売ってます。

その他:クーラーに保冷剤とレジ袋数枚、ハサミ、タオル

安全装備:ライフジャケット、滑りにくいシューズ、グローブ(軍手の親指、人差し指、中指を切ったものでもOK)

いつ・どこで狙う?(季節/時間帯/場所)

季節

  • 秋(9〜11月):いちばん釣りやすい。小〜中型が数狙いしやすく初心者向け。
  • 春(4〜6月):大型狙いの時期だが、数は減る為、上級者向け。kgオーバーも釣れるかも。釣れた時の為に、たも網持参。
  • 冬、真夏:アオリイカは沖に行くので、難易度上がる。無理せず秋スタートがおすすめ。

時間帯

  • 朝まづめ(夜明け前後)/夕まづめ(日没前後)が一番釣果がいい。
  • 夜は常夜灯のある港で。
  • 釣果は減るが、日中でも釣れます。
  • おすすめの時間帯は、朝まづめから初めて、釣れ続けたらそのまま日中も続けるパターンがいいと思います。

釣り場のタイプ

磯・岩礁帯:私は磯オンリーです。海藻帯はアオリイカの餌となるベイト(小魚)も多く、春は産卵場所にもなる。当然、アオリイカも多いと思います。海藻帯は根掛かりのリスクが高く、当然、エギのロストの可能性も高くなるので、安価なエギでトライする。私は、PEラインは高価なしっかりした糸と太めのリーダーで対応して、安価のエギを使っています。今では、ほとんど、ロストはしていません。

港内・堤防:私の経験では、釣果は少ないです。乾いた墨の跡があれば、そこで投げてみる。気軽にアクセスできるので、練習としては有りです。


“これだけ”手順(投げ方〜シャクリ〜フォール)

リールのドラグは弱めに設定しておく。ドラグが強いと、イカがフックした時にシャクルと身切れする。

  1. キャスト:着水したら、一旦、空中の糸ふけをリールで巻いて減らし、糸ふけが無くなったらベイルを開けエギを沈める。
  2. カウント:着水後、1.2.3.~とカウントしてエギを沈める。糸が止まったら、着底しているので、カウントを覚えておく。
  3. シャクリ:ロッドを9時から12時の位置で肘の動きで、素早く引く。シャクったらすぐにロッドを9時の位置に戻しつつ、リールを回し、糸ふけを取る。私は基本3回(3シャクリ)することが多いです。2~4回は好みになります。
  4. フォール:数回シャクたら、次に、ベイルを開け、エギを沈める。フォール時に釣れる事が多い。
  5. アクション:数回シャクリ、フォールを繰り返し、エギを手前まで連れてくる。エギが手前まで来たら、エギを一旦、静止させ、フォールして、そこからエギをぴょんぴょん跳ねてみる。→アオリイカがエギを追いかけて来ていて、離れた所から見ている事も多々ある。フォールした時、イカが追ってきたら、ちょっとだけ、エギをアクションしてみる。しばらくしてもエギを抱かなければ、警戒心が強いため、諦めてエギを回収。
  6. フッキング:引っかかったような重みを感じたらリールを巻いていく。
  7. やり取り:ドラグはジジーと出るくらい弱めで巻き、手前まで寄せてくる。
  8. 取り込み:釣れたイカが手前まで寄れたら、ゆっくり持ち上げる。ドラグに負け持ち上がらなければ、ドラグを強める。春アオリイカなどで、大きなイカはタモ網を使って取り込む。

↑こんなイメージです。


まとめ

私自身、エギングを始めた時は、道具の購入は友達の勧めるままに買って、釣り場も友達について行って無駄に投げていたと思います。釣れ始めると、自然と楽しくなり、一人で釣りに行く楽しさを覚えていったと思います。

釣果を上げるのに一番大事なことは、当たり前ですが、アオリイカのいる場所を探すことです。どんなにテクニックがある人でもイカがいない場所では釣れないですし、初心者でもイカのいる場所で投げれば簡単にゲットできます。

「秋の磯で」「投げてイカのいる場所を探していく」「立ち位置をどんどん変える」「ロストしても痛くない安いエギで海藻帯を攻める」このシンプルな繰り返しで、気づけば釣果は毎回10杯〜20杯を超えるようになりました。

エギングを続けていきたいな、と思われたら、ぜひPEラインは高価な編み数が多いのに交換して下さい。根掛かりしても糸が強いので切れずにエギの回収率が高くなります。糸が切れると、また仕掛けを作り直す時間がもったいないです。
あと、磯釣りをする際は、スパイクシューズ(スパイク長靴)とライフジャケットなどの安全装備は必須です。

エギングを文章で表現するのは難しかったですが、釣り仲間では私は釣果が多いみたいなので、ぜひ、この記事を参考にエギングを始めてみて下さい。
リールを巻いてアオリイカが海中から水面に浮く感じが何とも言えず好きです。

ぜひ、あなたも初イカに出会う瞬間を楽しんでください。

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