キャンプ好きなら一度は使ってみたい「ヘリノックス」。その軽さとコンパクトさ、デザイン性の高さから、筆者もずっと愛用しています。
ですが先日、長年使ってきたヘリノックスチェアツーのポールが変形。
この記事では、実際の修理の体験を元に、手続きの流れ・かかった日数・費用・注意点などをまとめています。これから修理を考えている方の参考になれば幸いです。
■ ヘリノックスのどこが壊れた?
筆者が使っているのは「チェアツー」という定番モデル。ある日、椅子のバランスが悪いので確認すると、ポールが曲がっていました。
布や座面ではなく、アルミポールの破損だったため、これは自力修理は難しそう。ネットで調べてみると、意外と多くの方が同じような破損を経験していることがわかりました。
■ 修理の相談は「モンベル」から
実はヘリノックスの日本での正規代理店は「モンベル」です。そのため、修理依頼はモンベルを通して行うのが基本。
▼モンベル問い合わせページ
https://www.montbell.jp/contact/individual/?contact_id=13
修理相談は「個人のお客様 → 製品修理のお問い合わせ」からフォームを入力する流れになります。
また、ヘリノックスが購入できるアウトドアショップでも、修理受付や部品注文ができます。私は行きつけのアウトドアショップで部品を注文しています。行きつけのアウトドアショップでも問い合わせをしてみて下さい。
■ 修理の流れ
- 問い合わせフォームから修理依頼
製品名、破損箇所、購入時期、写真の添付などを入力。
数日後、修理受付に関する返信メールが届きます。 - 製品をモンベルに発送
送料は自己負担。元払いでモンベル修理センターに送ります。
梱包はなるべくコンパクトに。 - モンベルでの診断・見積もり
修理内容・費用・期間の連絡があり、了承すれば修理スタート。 - 修理完了・返送
修理が完了したらメールで連絡があり、代金引換(または指定の支払い方法)で返送されます。
■ 修理に出す前に確認したいポイント
修理に出す際、いくつか注意点があります:
- 正規品かどうか:並行輸入品やコピー品は修理不可の場合あり。
- 保証期間外でも修理可:有償ですが修理してもらえます。
- 型番や製造年をチェック:古いモデルは部品の在庫がないことも。
■ 自力修理もできる?
チェアの構造はシンプルな為、簡単に修理可能です。以下、今回の修理手順を写真解説していきます。
まずは部品注文。アシーズブリッジというアウトドアショップで部品注文をして頂きました。店舗からメーカーへの問い合わせにチェアの写真が必要なため、現物を持参した方がいいです。黒いポールが入手不可とのことで、一番近いグレーを注文。なんと3日で部品が届いたとの連絡あり。
今回はアルミポール×2本と送料で2、838円でした。

写真では分かりにくいですが、ポールの付け根が曲がっているため、背もたれ左右のバランスが悪いです。


まずは、ポールの先端のプラスチックの蓋を千枚通しや調整ドライバーなど先の細い工具で外します。
蓋はショックコードの先端を止めているので、蓋からショックコードを外します。


蓋からショックコードを外せば、ポールが外せます。(余談ですが、以前は左右を繋いでいるフレームが折れて修理しましたが、要領は同じです)
新品のポールと比べると明らかに曲がっています。


ここから組み立てです。下ポールにショックコードを入れます。上ポールを入れる前にできるだけショックコードを伸ばして上ポールに入れてもショックコード先端が出るように伸ばして下さい。
上ポールを入れたらショックコードの先端結び目を蓋にセットして、ポールに蓋をします。


作業時間15分で完了です。
このチェアとの付き合いは3年。修理2回目完了。また末長く使っていきたいです。


■ 修理して思ったこと
正直、買い替えようかとも思いました。でも、お気に入りのギアは修理して長く使う方が、愛着もわくし環境にもやさしい。
「直せばまだまだ使える」というのは、アウトドア好きにとって嬉しい発見でした。
■ まとめ:ヘリノックスの修理は意外と簡単!
- モンベルを通して簡単に修理依頼できる
- フレーム破損でも対応してくれるケースが多い
- 部品代+送料で4,000円前後で済むことが多い
壊れたからといってすぐ買い替えず、一度修理という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。
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