島根半島の東端・美保関エリアにある「美保関・風ヶ浦（かぜがうら）キャンプ場」は、日本海の水平線と伯耆大山の稜線を同時に望める海辺の小規模オートサイト。場内は全区画が“車横付けOK”で、目の前の海では釣りも楽しめます。受付は老舗旅館「美保館」で行い、キャンパーは美保館の大浴場を割引利用できる特典も（要確認）。美保神社や美保関灯台、青石畳通りなど観光スポットも車5–10分圏で、旅の前後泊にも使い勝手の良いロケーションです。

---

【失敗しないキャンプ場選び：このキャンプ場が向く人・注意ポイント】

このキャンプ場があなたに合うかを一目で判断できるよう、「向いてる人」「注意ポイント」を公開情報＋実地目線で整理しました。ミスマッチを避けて、快適なキャンプ時間をどうぞ。

こんな人におすすめ

🌇 海に沈む夕日＆港まち夜景をサイトから楽しみたい
🎣 釣り×キャンプをまとめて楽しみたい
🚗 車横付けで積み降ろしラクに設営したい
⛩️ 美保神社・美保関灯台など周遊観光とセットで使いたい

注意ポイント

💰 料金は“区画＋人数課金”が基本。ソロは割安だが、人数が増えると加算（例：サイト料3,000円＋大人700円 等）。
🚿 シャワーは場内になく、入浴は美保館の大浴場を割引利用。
🚾 仮設トイレなのでトイレに神経質な方は不向き。
🌪️ 海風が強い日あり。耐風ガイラインと長めのペグ推奨。

季節での向き・不向き

春：凪の日は絶景。花粉・海風対策を
夏：海風で夕方は過ごしやすいが、日中は日差し強め。タープ＆日焼け対策必須
秋：夕焼け～星空がベストシーズン。放射冷却で防寒を
冬：季節風と時化に注意。営業・積雪情報は事前確認を

人数・スタイル別の相性

ソロ：◎ 絶景×釣り×コーヒーで没入タイム
カップルデュオ：△ カップルのデュオで女性は仮設トイレがどうか？
ファミリー：○ 区画は4サイト規模。子ども連れは海に気をつけて
グループ：△ 小規模ゆえ多台数・大人数は非推奨

---

【mind reset camp式アイコンレビュー】

節約キャンパーの私が利用して、完全主観でレビューしました。感じ方には個人差ありますので、あくまで“節約目線”としてどうぞ。

💰料金 … ミドルクラス🙂
☎️予約 … ４サイトだけで週末取りにくい😞
🚿水回り … シンクのみ・屋根あり・照明なし😞
🚾トイレ … 仮設トイレ😞
🧹管理 … 芝刈り◎トイレ・水回り×😞
🔌電源 … なし😞
🦮ペット … 同伴OK😊
📶電波 … ４G良好😊
🅿️駐車 … サイト内に1台駐車可😊
🔥焚き火 … かまどで直火OK😊
🌳木陰 … 少なめ、選ぶサイトによる🙂
🔊騒音 … 横の道路は交通量が多い😞
📷景観 … 日本海×大山×港灯り😊
🚗アクセス … 境港市街から近く観光連携◎😊

総合評価　😞😞（5点満点２点）
「海辺×絶景×車横付け」の三拍子で立地面ではとてもいい。ただし、利用料金はミドルクラスなので仮設トイレとシンク（立地的にしょうがないとして）、また、前の利用者の散らかしは、管理人が掃除と管理をして欲しい。立地は素晴らしく、景色良く、目の前で釣りができ、車横付け可能、かまどで直火可能、など魅力たっぷりではあるが、水回りの管理面で評価を下げるのは残念でならない。

---

【キャンプ施設紹介】

サイトマップ：海を望む立地で全４サイト。高台にあるサイトA、下段にサイトBCDがあり、４サイトともそれぞれ違う特徴があります。

管理・受付：キャンプ場に常設受付はなく、チェックインは旅館「美保館」で実施。レンタル品は「松江観光協会 美保関町支部」で取り扱い。裏通りは古風な青石畳通りが美保神社まで続きます。

サイトA：１つだけある高台サイト。芝が綺麗です。一番プライベート感があります。

サイトBCD：下段サイトで北東の風が強い日は高台に遮られほとんど風なし。
サイトCにはレンガと石で作ったファイヤーサークルがあります。これも魅力的。目の前には夫婦岩が見えます。
サイトDには中心に木が生えていて登ることができます。大きなテントには不向きなサイトです。

水回り・トイレ：簡素で必要最低限の構成。トイレは仮設トイレ。洗い場はシンク×２ヶ。

自販機：サイト前に自販機あります。

---

【美保関・風ヶ浦キャンプ場の特徴】

絶景ロケーション：サイトから日本海海岸線、条件次第で大山の稜線も。
小規模オートサイト：全4区画、オートキャンプで落ち着いた時間を。
釣り&キャンプ：サイトから釣りが出来るロケーション。
ペットフレンドリー：ペット同伴可能。施設内にヤギさんが２匹いて餌やり可能。
直火の焚き火OK：各サイト内に直火の”かまど”あり。貴重な直火体験が出来ます。
通年営業：年中キャンプ可能で、冬でも積雪が少ない地域。

---

【キャンプ利用案内】

区分	内容
サイト形式	区画サイト／車横付け可／直火かまど有り
料金	サイト3,000円＋大人１人700円／泊 例：ソロ3,700円
予約	電話予約（美保館 0852-73-0111） オンライン楽天トラベルキャンプサイト
チェックイン／アウト	IN 11:00–18:00／OUT ～11:00
設備	炊事場／トイレ
駐車場	各区画横に1台。2台目以降は要相談
営業	通年
レンタル	松江観光協会 美保関町支部（0852-73-9001）で取扱い

※料金・時間・設備は媒体で差異あり。予約時に最新をご確認ください。

---

【アクティビティ・体験ポイント】

日本海の絶景：このキャンプ場の一番のアクティビティと言える、海岸線から大山の絶景でのんびり過ごす。
釣り：サイトから釣りが出来るが、美保関の海岸全体が絶好の釣りスポット。
まち歩き：青石畳通り～美保神社の門前町を散策。
絶景ドライブ：地蔵崎の美保関灯台へ。大山隠岐国立公園の雄大な海景色。

---

【アクセス情報】

---

【実際に泊まってみた感想】２０２５年11月8日宿泊

今回は、釣りとキャンプを楽しむためにこのキャンプ場を利用しました。早朝に出発し、七類港でアオリイカ釣りからスタート。普段は美保関周辺の地磯で釣りをしていますが、この日は波が高かったため、チェックイン時間まで港を転々としながら釣りを楽しみました。島根半島はまさに“釣り天国”といえるエリアです。

このキャンプ場の受付は現地ではなく、旅館「美保館」で行います。チェックインは11時から。少し早めに美保館に到着し、受付を済ませてサイトマップから好みのサイトを選びました。今回はプライベート感の高い「サイトA」を選択。良い場所を確保するコツは、チェックインを早めに済ませ、時間通りにサイトへ入ること。これで一番乗りで好きな場所を選べます。受付後、時間があったので、美保館裏の青石畳通りから美保神社まで歩いて観光を楽しみました。

車で数分走るとキャンプ場に到着。閉まっている入口ゲートAは自分で開けて入り、車をサイトAに停めます。入口横ではヤギが2匹出迎えてくれました。サイト内は芝がきれいに刈られており、テントとタープを張るには十分な広さ。車をサイト内に停められるので設営も楽です。さらに、サイト内には焚き火に使える木材が多く集められており、板切れなど大きめの木も多いため、ノコギリやナタ、斧を持参すると便利です。この日は風が強いものの天気は快晴で、日本海と大山を一望できる絶景が広がっていました。設営を終えてからは、この景色を眺めながら昼食とコーヒータイム。ここでは、景色を楽しみながらゆっくり過ごすことが何よりのアクティビティです。

他のキャンパーが到着する前に、場内を散策。トイレや水回り、BCDサイトを確認しました。設備は最低限で、仮設トイレとシンクのみ。ただし、北東の風が強い日でも、下段のサイトは高台に守られていて風の影響をほとんど受けません。サイトDは高台の下に位置し、中央の木が日陰を作ってくれます。BCサイトは目の前が海で、サイトから直接釣りができるロケーション。サイトCにはレンガと石で作られた円形のファイヤーサークルがあり、焚き火の雰囲気が最高。また、目の前には夫婦岩が見える絶景スポットでもあります。どのサイトも個性があり、目的に合わせて選ぶと良いでしょう。

午後は車で約10分、境港のディスカウントストアで食材を買い出し。このキャンプ場は美保関のローソンや境港市街にも近く、買い出しや補給がしやすいのも魅力です。夕方前には再び釣りを楽しみ、波の少ない港をいくつか回りました。

夕方、キャンプ場に戻ると、海には船の灯りが点り始め、幻想的な景色に。夜の海を眺めながら焚き火を囲む時間は格別です。翌日は雨予報だったため、この夜がキャンプを満喫できる最後の時間。薪はサイト内に豊富にあり、焚き火を絶やさずにお酒を飲みながら静かな夜を過ごしました。

翌朝は予報どおりの雨。風も強く、タープの中にまで雨が吹き込んできたため、のんびりする余裕もなく早めに撤収。チェックアウトは11時で、撤収後に入口ゲートを閉めて完了です。本当はこの絶景を眺めながら、ゆっくり朝食とコーヒーを楽しみたかったところです。

宿泊してみての感想としては、景色の良さは山陰エリアでもトップクラス。海を眺めながら過ごす時間は本当に贅沢で、波が穏やかな日にはサイトから釣り糸を垂らして過ごすのもおすすめです。ただし、天気が悪い日は風が非常に強くなるため、快適に過ごすのは難しいでしょう。天候の確認は必須で、雨天が予想される場合はキャンセルも検討すべきです。

今回は風が強く波も高かったため、このキャンプ場の魅力を最大限に楽しむことはできませんでしたが、次回は天候の良い穏やかな日に再訪し、目の前の海で釣りを楽しみながらゆったりとした時間を過ごしたいと思います。

※営業や料金は変動する場合があるため、出発前に最新確認がおすすめです。